ドラマ「未満警察 ミッドナイトランナー」第9話の感想、第10話最終回のあらすじ、ネタバレと展開予想、考察を含む内容をご紹介します。
※誤って今回の「未満警察 ミッドナイトランナー」10話最終回のネタバレ考察記事に来てしまった方、ネタバレや考察自体が苦手な方はお戻りください。
ドラマ 未満警察 ミッドナイトランナー【10話最終回】あらすじ
橘冬美(大幡しえり)のガラケーの映像には、被害者の中富姫花を埋めている片野坂譲(伊勢谷友介)の姿が映っていたが、時間を進めると他にも映像が残されていた。
カイ君(中島健人)とジロちゃん(平野紫耀)はその映像をもとに、再び事件の真相を探るための模擬捜査を開始する。
まず二人が向かったのは、被害者の中富姫花が埋められていた現場だった。
そこで姫花の友人だったという神尾舞(真魚)と出会い、事件についての重要な証言を得ることができる。
一方その頃柳田(原田泰造)と稲西(中村ゆり)は、片野坂の元妻・晴美(西山繭子)に会いに行き、ある話を聞く。
そして、これまで調べた情報を基に片野坂を呼び出して「スコップ男事件」の模擬捜査を行う。
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ドラマ 未満警察 ミッドナイトランナー【10話最終回】インスタ
ドラマ公式インスタより。
ドラマ 未満警察 ミッドナイトランナー 第9話 感想 第10話最終回 ネタバレ考察
ここからは9話の感想と第10話最終回の展開を考察していきたいと思います。
当たっていたらネタバレになってしまうかもしれません。
伊勢谷友介もフェイク
原田泰造さん演じる柳田がスコップ男の正体だと思わせておいて、まさかの伊勢谷友介さん演じる片野坂譲が真犯人だった！という驚きの展開でしたね。
しかし、証拠として挙げられたガラケーに残されていたのは、片野坂がスコップで遺体を埋めているというシーンのみです。
つまり、殺害した現場を撮影したわけではないため、あの動画を証拠に「片野坂が3人を殺した」ということにはなり得ないということです。
なので、「片野坂＝スコップ男」ではありますが、「片野坂≠殺人犯」ではないという可能性があるということです。
それに、カイ君とジロちゃんも、映像にはまだずっと前の時間から録画されていたシーンがあったのを確認していましたよね。
そこにはおそらく、片野坂以外の人物がその現場に現れていたという映像がうつっているんじゃないでしょうか。
ではなぜ片野坂は、遺体を埋めたりしたのか。
そして、9年経った今でも真犯人と疑われるような行動を取っているのか。
その点を仮説を交えて考察してみたいと思います。
9年前、片野坂は何者かからの指示によって、スコップ男として遺体を埋めることを強要された。
片野坂には、何らかの事情があって、それを断ることも、公にして助けを求めることもできない状況だったのではないでしょうか。
そして、自分を脅した黒幕が一体誰なのかをプロファイラーとして捜査に加わることで追及していった。
その結果、真犯人が警察内部の人間であり、証拠はつかめなかったものの、真犯人が誰かということまでほぼ推理してしまったのではないでしょうか。
ただ、それを明かそうとしたとき、今回、ガラケーに残されていた、自分がスコップで遺体を埋めるところの動画を犯人から見せられ、「これ以上捜査を続ければ、この動画を公開する。そうすれば、警察はお前を真犯人として逮捕することになる」と脅されてしまい、結局、真実を明らかにできなくなってしまったのではないでしょうか。
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黒幕は国枝説
では、片野坂を脅していた相手、本当の黒幕と真犯人は一体誰なのか。
可能性として考えられる人物は二人います。
一人は、片野坂が監禁している、木下ほうかさん演じる国枝警視正です。
国枝は、原田泰造さん演じる柳田に、「真犯人しか持ちえない犯行現場での写真だ」と言って写真を見せ、片野坂が真犯人だと思い込ませていました。
この写真は、片野坂が真犯人、黒幕からの指示で撮影させられたものだと思われます。
それを「片野坂が持っていた」と言っていましたが、それが嘘で、国枝が持っていたとしたら、それこそ、片野坂を脅していた真犯人しか持ちえない、動かざる証拠となります。
もう一人は、大幡しえりさん演じる冬美の父です。
今回、明らかとなった動画が残されていたガラケーを冬美が持っていたというのは、どういうことなのでしょうか。
冬美の父は、警察官だということしか明かされておらず、今も警察官なのか、そして生きているのか、死んでいるのかも明かされていません。
ただおそらく、すでに死んでいて、あのガラケーは形見として冬美に託されたものなのではないかと推測されます。
さすがに、ここまで一度も登場していなかった人物が黒幕ということはあり得ないと思われるので、冬美の父は、冬美を殺すとかなんとか国枝から脅されて犯行の手伝いを無理やりさせられていた、ということなんじゃないでしょうか。
これについては、おそらく冬美の父は当時、国枝の部下で、片野坂を嵌めるためにあの動画を撮影するように指示されていたのではないでしょうか。
ただし、動画は別のデジカメか何かで撮影していたものを国枝に提出し、ガラケーは自分でこっそり隠し持っていたと思われます。
そして、何かあった時にはこれが証拠となるだろうと考えていたのではないでしょうか。
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警察の組織的犯行説
現状で最も怪しいのは国枝ということになりますが、もう一つの可能性として考えられるのが、全ては警察の組織的犯行だった、というケースです。
片野坂や冬美の父を操っていたのは国枝であることはほぼ間違いないでしょう。
だからこそ片野坂は国枝を誘拐し「（自分を脅迫して遺体を埋めさせた）罪を告白してくれますね」と問いかけていると思われます。
しかし、そのことに対する国枝の回答が「私を殺す気か。3人殺すのも、4人殺すのも同じか」と、自分が真犯人ではなく、片野坂が真犯人だと思ってるかのような返答をしています。
もし本当に国枝が、片野坂を真犯人だと勘違いしているのなら、そのように思いこまされていたということになります。
そして、国枝にそのような思い込みをさせることができるのは、国枝よりもっと「上の人間」つまり、警察上層部だということになります。
そもそも、国枝が真犯人だとした場合、3人も殺す動機はなんだったのでしょうか。そして、9年経った今になって、再び犯行を開始した理由もわかりません。
彼は出世して娘もいるような立場なので、そんなリスクを冒すでしょうか。
そこから考えた仮説はこうです。
3人の人間を殺した真犯人は、警察上層部の血縁関係者だった、もしくは、捜査上、何らかの事故で人を殺してしまった警察関係者だった、ということです。
そして、その事実をもみ消すため、上層部から国枝に指示がおり、さらにそれが片野坂や冬美の父へと降りて行った、ということ。
すべては警察が組織的に行っていた隠ぺいだったというわけです。
この真実を、これから警察官になろうとする、カイ君とジロちゃんが明らかにする、というのは何とも皮肉なことですよね。
ただ、片野坂が言っていたように、これは二人にこそ明らかにしてほしいことです。
片野坂と柳田は、信じあうことができなくて、真実にたどり着くまでに9年もかかってしまったけど、カイ君とジロちゃんにはそうならずに協力して真実を明らかにできるんじゃないでしょうか。
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ドラマ 未満警察 ミッドナイトランナー 関連情報まとめ
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