東京都の小池都知事が6月2日、東京都内での新たな新型コロナウイルス感染者が34人になったことを受け、ついに「東京アラート」を発令しました。
出す出すと言っていた「東京アラート」がついに出ましたね。
でもこの「東京アラート」って一体どういうものなんでしょうか?
「Jアラート」というものもありますし「東京アラート」はなにが違うのか。
どちらも緊急時に出されるものだとは思いますが、発動されると実際にどうなるのか、
この「東京アラート」と「Jアラート」の違いを調べてみました。
東京アラートとは
東京アラートとは、東京都が都民に警戒を呼び掛けるために発令する警報のことです。
今回の新型コロナウイルス感染対策における都民への外出自粛を呼びかけるための手段の一つです。
具体的には、港区・台場のレインボーブリッジを赤色に点灯させるということです。
発令の基準としては、東京都が設けている基準値を上回った場合とされています。
基準は7項目あります。
①新規陽性者数
②感染経路不明率
③陽性者増加比率
④重症患者数
⑤入院患者数
⑥PCR検査の陽性率
⑦受信相談件数
これらの項目で基準値を上回っていると、東京アラートの発動が検討されます。
分かりづらいのが、基準を上回ったからといって即、東京アラート発動とはならないということです。
これ以外の条件についても考慮して、総合的に判断して発動するということです。
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Jアラートとは
Jアラートは、正式名称は「全国瞬時警報システム」といいます。
Jは恐らく「ジャパン」の略称ですが、これ、実は定かではありません。
総務省が開発したシステムなので総務省の人なら知っているかもしれませんが、情報が見つかりませんでした。
Jアラートは、以下のような事態が起こった場合に発動されます。
①地震情報
②津波情報
③火山情報(噴火)
④気象情報(大雨、竜巻など)
⑤有事関連情報(弾道ミサイル攻撃など)
これらの事態が起こった場合、国民へ「直接、瞬時に」情報を伝える必要があります。
具体的には、通信衛星や無線、有線放送電話などを利用して行われます。
要は、ライフラインが止まっても機能するような情報伝達手段を使ってでもお知らせする、というアラートだということですね。
これまでに何度か発動されており、一番直近では2017年9月15日に、北朝鮮によるミサイル発射を探知して発動されています。
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