都立中高一貫校受験倍率 2018年・2019年・前年比でどう変わった? 2020年どうなる?

都立中高一貫校の受検(受験)倍率が、2018年と2019年で前年比でどのように変化したのかまとめてみました。

 

倍率だけで受験校を決めるわけではないですが、やはり気になるところですよね。

 

まずは昨年、2018年の都立中高一貫校の受験倍率をみてみましょう。 

 

2018年 都立中高一貫校 受験倍率 

学校名 募集定員 受検者数 倍率
男子 女子 男子 女子 男子 女子
小石川 80 79 512 434 6.48 5.43
白鴎 66 68 394 520 5.97 7.65
両国 60 60 349 387 5.82 6.45
桜修館 80 80 351 527 4.39 6.59
富士 60 60 267 324 4.45 5.40
大泉 60 60 413 403 6.88 6.72
南多摩 80 80 404 427 5.05 5.34
立川国際 65 65 276 340 4.25 5.23
武蔵 60 60 277 231 4.62 3.85
三鷹 80 80 449 474 5.61 5.93
九段 40 40 278 369 6.95 9.23
 全体 731 732 3970 4436 5.43 6.06

 ※九段については区外在住Bの数字を採用しています。

平成30年度東京都立中等教育学校及び東京都立中学校入学者決定受検状況(一般枠募集)|東京都教育委員会ホームページ

千代田区立九段中等教育学校

 

2018年は、男子では小石川がトップ、立川国際が最下位でした。

一方、女子は白鷗がトップで、武蔵が最下位でした。 

 

地理的にみると、東高西低、という傾向でしょうか。

 

そして今年、2019年の都立中高一貫校の受験倍率がどのように変化したのかみてみます。

2019年 都立中高一貫校 受験倍率 (前年比)

学校名 募集定員 受検者数 倍率
男子 女子 男子 女子 男子(前年比) 女子(前年比)
小石川 80 79 461 473

5.76(-0.72)

5.99(+0.56)
白鴎 66 68 380 515 5.76(-0.21) 7.57(-0.08)
両国 60 60 390 393 6.50(+0.68) 6.55(+0.1)
桜修館 80 80 361 555 4.51(+0.12) 6.94(+0.35)
富士 60 60 251 301 4.18(-0.27) 5.02(-0.38)
大泉 60 60 361 369 6.02(-0.86) 6.15(-0.57)
南多摩 80 80 403 484 5.04(-0.01) 6.05(+0.71)
立川国際 65 65 251 336 3.86(-0.39) 5.17(-0.06)
武蔵 60 60 287 271 4.78(+0.16) 4.52(+0.67)
三鷹 80 80 463 581 5.79(+0.18) 7.26(+1.36)
九段 40 40 212 299 5.30(+1.65) 7.48(-1.75)
 全体 731 732 3820 4577 5.22(-0.21) 6.25(+0.19)

 ※九段については区外在住Bの数字を採用しています。

 

 

都立中高一貫校全体での変化

昨年から今年にかけて、募集定員に変化がなく、昨年の受検者数が全体で8406名、今年は8397名とほぼ変わらずなので、全体として倍率は横ばいだったといっていいでしょう。

 

都立中高一貫校の受験倍率は右肩下がりだったため、そろそろ底が見えてきた感じですね。

 

学校別の変化 男子

男子では、小石川、白鷗、富士、大泉、南多摩、立川国際が前年より倍率が下がっています。

 

小石川、白鷗、大泉、南多摩については、一昨年から昨年にかけて倍率を上げていたので、その反動がきている感じがします。

とくに、小石川と大泉はその上げ幅が大きかったので、その分の反動も大きくなり、今年の下落率トップと2番手になった、という感じです。

 

ただ、富士と立川国際については昨年に続き今年も下落ということなので、この辺りは個別の学校状況を別途精査してみないと理由は判断できません。

 

次に、倍率が上がった学校は両国、桜修館、武蔵、三鷹、九段です。

 

両国、桜修館、三鷹については一昨年から昨年にかけて倍率を下げていたので、その反動が来た感じです。

とくに両国は、かつては倍率トップだったのですがここ数年で数字を落としていたのですが、今年はトップに返り咲きました。

 

 九段については個別の学校情報を精査してみないと理由はわかりませんが、上昇率はトップでした。

 

また、武蔵については昨年も上昇していたので微増ですが倍率は上がる傾向にあるようです。

 

 

学校別の変化 女子

女子は白鷗、富士、大泉、立川国際、九段が前年より倍率が下がっています。

 

白鷗については、男子同様、一昨年から去年にかけて倍率が大きく上昇していたため、その反動で下げたのかなと思います。

 

ただ、富士と立川国際については男子もそうですが昨年に続き今年も下落ということなので、この辺りはいよいよ都立中高一貫校の中で差が出てきているのかもしれないです。

 

次に、倍率が上がった学校は小石川、両国、桜修館、南多摩、武蔵、三鷹です。

 

 小石川については男子が大きく倍率が下がっているのに女子は上げるという逆転現象がおきているので、個別に精査しないとなんともです。

 

両国と桜修館、武蔵、三鷹は、下落傾向にあったため、反動で上げてきたのかなと思います。

 

南多摩については、enaが積極的に展開している地域だと思うのでそれに合わせて受検者がある程度集まっているのかもしれません。

 

また、国立大学への現役合格率が偏差値の割に高く、2018年は現役での東大合格者数で両国や武蔵よりも多い5名の合格者を出しているため、「割安感」が働いた結果なのかもしれません。

 

2020年に向けて

2018年と2019年の受験倍率を比較しながら傾向を見てみましたが、気になるのは来年、2020年がいったいどうなるのか?というところですよね。

 

まず言えることは、昨年、人気があった学校については敬遠されがちで、人気がなかったところは受検者が増える傾向にあるということです。

 

富士、大泉、立川国際あたりは、少し倍率が落ちていく傾向にあるのではないかということも言えそうです。

 

あとは大きなポイントとして、東京都が高校からの入学も受け入れる「併設型」の中高一貫校は廃止していく方針であることを発表したため、これが学校選びに大きく影響してくるのではないかということがあります。

 

これまでにない大きなインパクトのある変化なので、いつの時点で高入生の募集を停止するのかまだわかりませんが、確定情報が発表されれば影響が出るでしょうね。

 

そして、このあと決定する大学合格実績で、各学校がどのような実績をあげてくるのか、ということも大きく影響すると思われるので、3月の合格発表を注視していきたいと思います。